【コラム】素材の違いで、商品はどう変わる?【 綿 編】

洋服やカーペット、ソファーにベッド、カーテンにマットなど、私たちの生活に切っても切り離せない存在になった布製品たちですが、

素材を気にして見たことはありますか?

素材は、人によっては購入の決め手のなるぐらい商品にとって重要な項目の一つです。
今回はその素材たちについて、よく使われる素材をシリーズでご紹介致します。

本日、ご紹介するのは綿です。

お洋服やファブリックインテリアでもよく使われる代表的な素材の一つです。
私たちに馴染みの強い綿の特徴をお伝えしていきます。

綿

まずは 『綿』 です。
綿 と聞いて思い浮かべるのは、肌に優しい だと思います。

綿は、アオイ科ワタ属の種子から取れる繊維であり、コットンとも呼ばれています。
多年草で同じ株から何度も花を咲かせます。
花を咲かせた後できる実が成熟すると白い綿がでてきます。
その白い綿から、種を抜いて、ほぐした後、繊維に縒りをかけて、糸にしていきます。

綿は古くから利用されていますが、アフリカやオーストラリアなどの暖かい地域で栽培が向いている植物で、日本にで大々的に生産される前は、市民が手が出せないほどの超高級品だったそうです。

綿素材のメリット

①肌触りが抜群

先ほども、お伝えしましたが綿といえば肌にやさしい!ですが、
そう言われる要因の一つが肌触りのよさです。
綿の繊維は丸みを帯びているため、肌への刺激が少なく、赤ちゃんでも安心して使えます。

 

②吸水性に優れている

綿の繊維は中心部に空洞部分があり、そこに汗などが吸収されてます。すると、表面はさらっとした触りごこちになり、べたつかずサッとした使用感をキープ出来ます。
お洋服で綿が好まれる理由が分かりますね。

 

③年中使える

先ほどもお話した通り、綿の繊維は中心部が空洞になっています。その構造によって、熱が伝わりにくく温度をキープしてくれます。
熱が伝わりにくかったら、夏が大変!!と思われる方もいらっしゃる加茂しれませんが、そこはご安心ください!
逆に夏は吸い込んだ汗が、蒸発するときに熱も一緒に持って行ってくれます。(気化熱)
ですので、熱がこもることなく安心してご使用頂けます。

 

綿素材のデメリット

①縮みやすい、しわになりやすい。

綿が水を吸収しやすい半面、水を多く含むことで体積が肥大化してしまいます。すると繊維が太く短くなってしまうため、縮んでしまします。
それにともなって、しわになっている状態で乾燥してしますと、固定されてしまって、しわができやすくなってしまします。

 

②値段が高い

やはり、天然素材は人工的に生産が難しいため、天候にに左右されてしまします。その為、不作の年は価格が高騰することもあり、合成繊維に比べて値段が高くなってしまします。

 

洗濯のポイント

お洗濯のポイントをお伝えしますが、これはあくまで一般的な注意点です。
必ず、洗濯ラベルを確認して、それに従い洗濯を行いましょう。

 

①洗濯ネットに入れる

綿は摩擦によって、毛玉が出やすいです。そのため、洗濯ネットに入れて洗濯もの同士の摩擦を減らしましょう。

 

②水温が30度まで

綿は、水温が高いと縮みやすくなってしまいます。
ですので、温度は高めではなく、30度以下の少し冷たいぐらいの温度で洗濯しましょう。

 

③脱水は短く、数回に

脱水を長く続けてしまうと、しわの原因になります。
なるべく短く2~3分を2~3回に分けて脱水しましょう。
その際、毎回生地を伸ばすことを忘れないでくださいね!

 

④乾燥機は使用しない

とっても簡単で楽チンな乾燥ですが、綿素材にはとっても不向きです。
シワや縮みの原因につながります!
乾燥機は使わないようにしましょう。

 

⑤干すときはよく伸ばす

洗濯物を干すときは、よく伸ばしましょう!
しわを伸ばすと後のアイロンがけが簡単になり、縮みも予防出来ます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は綿の特徴くをお伝えしました!
綿素材のオススメ商品は以下にまとめておきましたので、
チェックしてみてください!

次回もお楽しみに。。。
くらしかる サハラ