服やカーペット、ソファーにベッド、カーテンにマットなど、私たちの生活に切っても切り離せない存在になった布製品たちですが、
素材を気にして見たことはありますか?
素材は、人によっては購入の決め手のなるぐらい商品にとって重要な項目の一つです。
今回はその素材たちについて、よく使われる素材をシリーズでご紹介致します。
本日、ご紹介するのは ポリエステル です。
最近の服やファブリックインテリアでも使われることが多い ポリエステルですが、
どんな特徴があるか早速見ていきましょう。
ポリエステル
ポリエステルは化学繊維の中でも最もいろいろな用途で使用されています。
特に洋服で使用されることが多くあります。
1953年に世界で初めて生産が開始され、日本で生産が開始されたのは、それから5年後の1958年でした。
戦時中だったこともあり、軍事利用を様々されたようで、今では、服やインテリア雑貨、ロープなど様々なものに使用されています。
元の原料は石油で、いろいろするとポリエチレンテレフタレート(通称;PET)といわれる、素材になります。これを熱で溶かしたものをシャワーヘッドのような細い小さな穴から押しだすことで、一本の長ーい糸を作ります。
この押し出す際に、繊維の形状を換える事で繊維を軽くしたり、保温性を高めたり、触り心地を変えたり、吸水性を高めたりなど様々な効果を持った繊維を作り出すことが出来ます。
ポリエステル素材のメリット
①強度が強い
ポリエステルは、摩擦や熱、日光などにも強い特性を持っています。
濡れても強さは変わることがなく、縮んだりしわができにくく、またもとにも戻りやすい特徴があります。
②早く乾く
繊維の形で吸水性を上げることは出来ますが、素材自体の吸水性が低いポリエステルは、繊維の奥に水分が入ることがないので、とっても早く乾きます。
③安い
綿など天然素材に比べ、ポリエステル生地は安価なため、簡単に手に入りやすいです。
ポリエステルのデメリット
①天然素材に比べ、肌へのダメージが大きい。
綿素材と比較した時、ポリエステルが角があるような作りも出来ますし、もともとは石油から出来ているもの肌へのダメージが強いと言われている要因だと思います。また。メリットのお話で、吸水製が低いとお話しましたが、吸水性が低い=汗を吸わないという事ですので、あせもやべたつきの原因にもなります。
②色が落ちやすい。
発色がすごくいいポリエステルですが、繊維の構造上奥まで染み込みずらいので、買ってすぐのころは、多少色落ちしたり、摩擦で色がついてしますことがありますので注意しましょう。
③静電気が置きやすい。
ポリエステルはマイナスの電気を帯びやすい性質があります。特に、冬場着る事の多いナイロンや羊毛(ウール)などは、プラスの電荷を帯安く、2つの素材が擦りあうことで、静電気が起こりやすくなります。
冬の間は特に注意しましょう。
お洗濯のポイント
①なるべく単独で洗濯する。
初めのうちは色落ちもしやすので、他の物を汚さないためにも単独で、お洗濯を行う事が無難です。
また、汚れを吸収しやすい特徴もあるので、さらに汚れを増やさないようにするためにも、単独でお洗濯をしましょう。
②柔軟剤を使う。
今では、いろいろな効果を持つ柔軟剤がたくさんありますが、特に、静電気防止効果のある物を使用しましょう!生地を柔らかくしてくれる効果がある柔軟剤は、摩擦も軽減してくれる効果がありますので、必ず一緒に使いましょう。
③洗濯ネットに入れる。
②と似たようなことになりますが、摩擦は静電気の原因になるだけでなく、ものを気づけてしまう原因にもなります。洗濯ネットに入れてあげることで、摩擦を最小限に抑えることもでき、毛玉が出来るのを予防してくれます。
④アイロンは、中低温であて布をする。
ポリエステルは、基本的に生活するのには耐性が強いのですが、熱には弱いです。
アイロンを高温で掛けると、繊維がダメージを受けて傷んでしまします。
アイロンがけをする際は、高温になりすぎず、あて布をして上げてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はポリエステルの特徴をお伝えしました!
ポリエステル素材のオススメ商品は以下にまとめておきましたので、
チェックしてみてください!
ラグ/マルチカバー
ルドゥーテコレクション ラグ / キルトラグ ナチュラルガーデン座椅子カバー
フラワーガーデン / アンジェ
ソファパッド
市松
次回もお楽しみに。。。
くらしかる サハラ